
全国で使える交通系ICカード10種類|ポイント制度とteppay・タッチ決済乗車の違いも解説
決済手段として利用頻度の高い、交通系ICカード。
多くは鉄道会社が駅で発行しており、券売機であらかじめチャージしておけば、いちいち切符を買う必要なく改札を通って電車に乗ることができます。現在はアプリ版をリリースしているサービスも多く、スマートフォンやスマートウォッチでタッチして手軽に使えるようになりました。
交通系ICカードが使えるのは電車やバスだけではありません。コンビニやスーパーなどでの買い物に使えるほか、業種を問わず数多くの店舗やサービスが、交通系ICカードでの支払いに対応しています。
関東圏では「Suica」が有名ですが、交通系ICカードの種類もさまざま。全国各地の鉄道会社が交通系ICカードを発行しており、なかには独自色の強いカードもあります。ここでは、全国で相互利用できる10種類の交通系ICカードを見ていきましょう。
また2026年は、Suicaアプリで使えるコード決済「teppay」の開始や、クレジットカードのタッチ決済で電車・バスに乗れる「タッチ決済乗車」の広がりなど、交通系の支払い手段が大きく変わりつつあります。こうした新しいサービスと交通系ICカードの違いも解説します。
※本稿記載の情報は、2026年10月時点の内容となります。
<この記事のポイント>
- ポイント1 交通系ICカードは電車やバスだけでなく普段の買い物にも使える
- ポイント2 有名な「Suica」をはじめ、全国で相互利用できる交通系ICカードは10種類
- ポイント3 各カードのポイント制度と、teppay・タッチ決済乗車との違いが分かる
目次[非表示]
- 1.全国の交通系ICカードは相互利用できる
- 1.1.JR北海道「Kitaca(キタカ)」
- 1.2.JR東日本「Suica(スイカ)」
- 1.3.JR東海「TOICA(トイカ)」
- 1.4.名古屋市交通局・名古屋鉄道「manaca(マナカ)」
- 1.5.JR西日本「ICOCA(イコカ)」
- 1.6.西日本鉄道「nimoca(ニモカ)」
- 1.7.スルッとKANSAI「PiTaPa(ピタパ)」
- 1.8.JR九州「SUGOCA(スゴカ)」
- 1.9.福岡市地下鉄「はやかけん」
- 1.10.株式会社パスモ「PASMO(パスモ)」
- 2.交通系ICカード10種類とポイント制度の一覧
- 3.「エリアまたぎはできないが、相互利用が可能!」
- 4.Suicaの新しいコード決済「teppay(テッペイ)」とは
- 5.広がる「タッチ決済乗車」とは
- 6.交通系ICカード・teppay・タッチ決済乗車の違い
- 7.「交通系ICカードはどれを選べばいいのか」
- 8.「ポイントが貯まらないケースがある」
- 9.企業から見た、交通事業者のポイント施策
- 10.全国で使える交通系ICカードに関するよくある質問
- 10.1.Q1|全国で使える交通系ICカードはどれですか?
- 10.2.Q2|SuicaはICOCAのエリアでも使えますか?
- 10.3.Q3|teppayがあれば、Suicaで電車に乗らなくてもよいですか?
- 10.4.Q4|タッチ決済乗車と交通系ICカードはどちらが便利ですか?
- 11.まとめ
- 12.おすすめの資料はこちら
全国の交通系ICカードは相互利用できる
全国各地の鉄道会社が発行している交通系ICカードですが、だからと言って、使える地域が限定されているわけではありません。
多くのICカードは全国各地で使うことができ、特に本記事でご紹介する10種類に関してはすべてが相互利用に対応しています。
ちなみに、交通系ICカードの相互利用が始まったのは、2013年3月23日のこと。
対象は、Kitaca・PASMO・Suica・manaca・TOICA・PiTaPa・ICOCA・はやかけん・nimoca・SUGOCAの10種類です。どれか1枚を持っていれば、全国の対応エリアで鉄道・バスに乗れるほか、各カードの加盟店で電子マネーとして買い物ができます(PiTaPaは電子マネーでの買い物の相互利用の対象外です)。
JR北海道「Kitaca(キタカ)」
Kitaca は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が発行する交通系ICカード。
ソニーの非接触型ICカードFeliCaの技術を用いており、プリペイド方式の乗車券の機能に加えて、定期券や電子マネーとしての機能も搭載。エゾモモンガをモチーフにしたキャラクターが特徴的な交通系ICカードです。
また、2024年3月には利用エリアを拡大。函館エリア・旭川エリアの計20駅でKitacaを使えるようになりました。
JR東日本「Suica(スイカ)」
Suica は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京モノレール・東京臨海高速鉄道が発行する交通系ICカード。仕組みはKitacaと同じです。モバイルSuicaだけでも約4,500万枚以上が発行されており、交通系ICカードの代表格として存在感を発揮し続けています。
ポイントサービスとしては、JR東日本の「JRE POINT」と連携。JRE POINT WEBサイトに登録すると、JR東日本の鉄道の乗車やモバイルSuica定期券の購入などでポイントが貯まります。
貯めたポイントは、Suicaへのチャージや駅での買い物、JRE MALLなどのオンラインショッピングに利用できます。詳しくは下記記事を参照ください。
https://www.g-plan.net/service/blog/c218
さらにJR東日本は「Suica Renaissance」として、Suicaを「移動と少額決済のデバイス」から「生活のデバイス」へ進化させる取り組みを進めています。2026年10月20日には、モバイルSuicaのアプリで使えるコード決済「teppay」が始まりました(交通系ICカードとの違いは後述。サービスの詳細はこちらの記事)。
JR東海「TOICA(トイカ)」
TOICA は、東海旅客鉄道(JR東海)が発行する交通系ICカード。
JR東海のエリア内で広く利用されています。
名古屋市交通局・名古屋鉄道「manaca(マナカ)」
manaca は、エムアイシーと名古屋交通開発機構が発行する交通系ICカード。名古屋鉄道・名鉄バス・名古屋市交通局・名古屋臨海高速鉄道・名古屋ガイドウェイバス・豊橋鉄道・愛知高速交通で取り扱いがあります。
独自のポイントサービスとしては、電車やバスの1か月間の利用金額や利用回数に応じて貯まる「manacaマイレージポイント」があります。貯まったポイントは駅の券売機などでカードに還元し、乗車に利用できます(10ポイント=10円相当)。また、名古屋鉄道・名鉄バスなどで発行される記名式manacaなら、名鉄ミューズmanaca加盟店での買い物で「名鉄ミューズポイント」も貯まります。
なお名古屋市営地下鉄では、2026年9月3日から全駅でクレジットカード等のタッチ決済による乗車にも対応しています。
JR西日本「ICOCA(イコカ)」
ICOCA は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が発行する交通系ICカード。西日本を中心に広い地域で利用されています。
ポイントサービスは、JR西日本の「WESTERポイント」を中心に見直しと拡充が進んでいます。ICOCA定期券で毎月WESTERポイントが貯まる「ICO+(イコプラ)」や、ICOCAアプリ(モバイルICOCA/Apple PayのICOCA)でJR西日本の鉄道を利用した日数と、同じ日に買い物にも使った日数に応じてポイントが進呈される「モバイコGO」(2026年11月2日開始)などがあります。
一方、ICOCAでの乗車に対する「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」は、2026年12月の利用分をもって終了する予定です。
また、スマートフォンでは「ICOCAアプリ」から、モバイルICOCAやApple PayのICOCAを利用できます。
西日本鉄道「nimoca(ニモカ)」
nimoca は、西日本鉄道(西鉄)の完全子会社である株式会社ニモカが発行する交通系ICカード。九州の広いエリアの鉄道・バス事業者で導入されているほか、北海道の函館地区でも使えます。
乗車や買い物で独自の「nimocaポイント」を貯めることができ、貯まったポイントはそのまま乗車や買い物に利用できます。ほかのポイントサービスの提携先も多く、ANAマイルやJALマイルなどをnimocaポイントに交換可能です。
加えて、LINE公式アカウントがあるのもnimocaの特徴。アカウントを友だちに追加すると、キャンペーンなどの情報が直接届きます。
また西鉄グループは2026年10月、三井住友カードと包括連携協定を結びました。西鉄バスでのタッチ決済乗車の拡大、nimocaにスマホのアプリ経由でチャージできるサービスの開始、西鉄電車のタッチ決済乗車でVポイントが貯まる実証実験(2026年11月16日から)などが発表されています。
スルッとKANSAI「PiTaPa(ピタパ)」
PiTaPa は、スルッとKANSAI協議会が展開するICカード。交通カードとしては、関西を中心とした鉄道・バス事業者が導入しています。
Suicaなどのプリペイド式ICカードとは異なり、PiTaPaはポストペイ式。いわゆる「後払い」タイプのカードであり、どちらかと言えばクレジットカードに分類されるサービスです。一方ではチャージ機能も搭載しており、事前にチャージしておけばPiTaPaの対応エリア外で利用することもできます。ただし、電子マネーでの買い物は全国相互利用の対象外です。
加盟店での買い物で「ショップdeポイント」(通常100円につき1ポイント)が貯まるほか、各社から発行されているクレジットカード一体型のPiTaPaにも、それぞれポイント制度があります。このショップdeポイントは、500ポイント貯まると自動でポストペイエリアでの交通利用代金から50円が差し引かれるほか、マイルに移行することも可能。使い勝手の良いポイント制度だといえるでしょう。
JR九州「SUGOCA(スゴカ)」
SUGOCA は、九州旅客鉄道(JR九州)が発行する交通系ICカード。
独自のポイントサービスとして「JRキューポ」があり、SUGOCAを使って買い物をするとポイントが貯まります。また、JR筑肥線と福岡市地下鉄を乗り継ぐ形で利用した場合もポイントが貯まります。貯まったJRキューポは、100ポイント=100円分としてSUGOCAにチャージできるほか、VポイントやJAL・ANAのマイルなど他社のポイントとの交換も可能です。
福岡市地下鉄「はやかけん」
はやかけん は、福岡市交通局(福岡市地下鉄)が発行する交通系ICカード。福岡市地下鉄を対象エリアとしたシンプルなICカードですが、ほかのサービスと同様に全国の相互利用可能エリアでも使えます。
株式会社パスモ「PASMO(パスモ)」
PASMO は、株式会社パスモが発行する交通系ICカード。
関東地方・山梨県・静岡県の一部の鉄道・バス事業者等で取り扱いがあり、JR系列ではありませんがSuicaと相互利用が可能。もちろん、ほかの交通系ICカードと同じように対応店舗での支払いに使うこともできます。
PASMOは提携事業者が多く、路線ごとにさまざまなポイントが貯まるのが大きな特徴。たとえば東急電鉄の「TOKYU POINT」のように、鉄道会社ごとのポイントサービスに登録すると乗車でポイントが貯まる仕組みがあります。
また、モバイルPASMOでも2027年春からteppayが使えるようになる予定です。
交通系ICカード10種類とポイント制度の一覧
ご紹介した10種類の交通系ICカードと、主なポイントサービスをまとめると次のとおりです(2026年10月時点。ポイントの貯まり方は各社の公式サイトでご確認ください)。
カード | 発行 | 主なポイントサービス |
|---|---|---|
Kitaca | JR北海道 | — |
Suica | JR東日本など | JRE POINT |
PASMO | パスモ | 鉄道会社ごとのポイント(例:TOKYU POINT) |
TOICA | JR東海 | — |
manaca | 名古屋交通開発機構・エムアイシー | manacaマイレージポイント、名鉄ミューズポイント |
ICOCA | JR西日本 | WESTERポイント |
PiTaPa | スルッとKANSAI | ショップdeポイント |
nimoca | ニモカ | nimocaポイント |
はやかけん | 福岡市交通局 | — |
SUGOCA | JR九州 | JRキューポ |
※「—」は本記事で取り上げていないもの。
「エリアまたぎはできないが、相互利用が可能!」
ここまでに挙げた交通系ICカードは複数の地域に対応しており、対応エリアであれば出張先や旅行先でも同じように使うことができます。
ただし、いわゆる「エリアまたぎ」ができない点には要注意。対応している地域同士であっても、複数のエリアをまたいで使うことはできません。
たとえば、SuicaはTOICAのエリアでも使うことができますが、Suicaエリアである小田原から、TOICAエリアの沼津までまたがって利用することはできません。エリアをまたぐ場合は、基本的にきっぷの購入が必要です。ちなみに、TOICAエリアに一度入って改札を出てしまえば、その後は同エリア内をSuicaで移動することができます。
なお、首都圏のSuicaエリアとPASMOエリア、九州のSUGOCAエリアとはやかけんエリアの一部(相互直通区間)は、例外としてエリアをまたいで利用できます。
Suicaの新しいコード決済「teppay(テッペイ)」とは
teppayは、JR東日本グループが2026年10月20日に始めた、モバイルSuicaのアプリで使えるコード決済サービスです。Suicaの上限額(2万円)を超える買い物や、残高の送り合いができるほか、teppay残高からSuicaの交通系IC残高へチャージすることもできます。決済額に応じて「teppayポイント」が貯まり、JRE POINTに交換できます。
teppayの機能や特徴は『teppay(テッペイ)が2026年10月20日開始|Suicaのコード決済の特徴とポイント還元を解説』で詳しく解説しています。ここでは、交通系ICカードとの違いに絞って紹介します。
注意したいのは、teppay残高のままでは電車やバスに乗れない点です。乗車には、交通系IC残高へのチャージが必要です。また、Suicaなどの交通系電子マネーが使えるお店と、teppayが使えるお店は異なる場合があります(teppayは「teppayマーク」や「Smart Codeマーク」のあるお店で利用できます)。
モバイルPASMOでも2027年春からteppayが使える予定です。
広がる「タッチ決済乗車」とは
タッチ決済乗車(クレカ乗車)とは、Visaなどのクレジットカード・デビットカード、またはそれらを設定したスマートフォンを改札機やバスの読み取り機にかざして乗車できる仕組みです。交通系ICカードのように事前にチャージする必要がなく、訪日観光客も手持ちのカードでそのまま乗れることから、導入が広がっています。
首都圏では2026年3月25日から、東急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄・小田急電鉄など計11の主要な鉄道事業者の間で、タッチ決済による相互利用が始まりました。また、名古屋市営地下鉄(2026年9月から全駅)、西鉄電車(全駅)、札幌市電など、地方でも導入が進んでいます。
一方で、JR東日本や京成電鉄は、首都圏の鉄道でのタッチ決済を導入していません(2026年5月時点)。また熊本県では2024年11月、バスなどで全国交通系ICカードの取り扱いをやめ、タッチ決済へ切り替える動きもありました。「全国どこでも交通系ICカードが使える」とは限らなくなりつつある点には注意が必要です。
タッチ決済乗車でポイントが貯まる取り組みも始まっています。京王電鉄・つくばエクスプレス・ゆりかもめ・江ノ島電鉄では2026年10月7日から、西鉄電車では11月16日から、タッチ決済での乗車でVポイントが貯まる実証実験が行われています。
交通系ICカード・teppay・タッチ決済乗車の違い
比較項目 | 交通系ICカード | teppay | タッチ決済乗車 |
|---|---|---|---|
支払いの仕組み | 事前チャージ(PiTaPaは後払い) | コード決済(残高払い・ビューカード連携) | クレジットカード等で支払い |
電車・バスの乗車 | 全国の相互利用エリアで可能 | そのままでは不可(交通系IC残高へのチャージが必要) | 導入している事業者のみ |
買い物 | 交通系電子マネーの加盟店 | teppay・Smart Codeマークのある店 | タッチ決済に対応した店 |
貯まるポイントの例 | 各社のポイント(JRE POINT、WESTERポイントなど) | teppayポイント(JRE POINTに交換可) | カード会社のポイント、一部の実証実験ではVポイント |
「交通系ICカードはどれを選べばいいのか」
一口に「交通系ICカード」と言ってもこれだけたくさんの種類があるため、どれを選ぶべきか悩んだことのある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくなら、なるべくおトクなカードを選びたくなるところですが、そこまで難しく考える必要はありません。何か理由やこだわりでもなければ、シンプルに「自分の住んでいるエリア内で発行されている交通系ICカード」を選びましょう。
やはりその地域で発行されているカードの使い勝手が一番良いですし、多くのカードでポイント還元などのサービスも提供されているため、なんだかんだで最もおトクだといえます。ただし「特定の地域への出張の機会が多い」「2拠点生活をしている」というケースもあるかと思いますので、ご自身の生活スタイルに適したカードを選ぶようにしましょう。
また、出張や旅行でたまに使うだけなら、手持ちのクレジットカードでのタッチ決済乗車が便利な場面も増えています。行き先の鉄道・バスが対応しているかを、事前に確認しておくと安心です。
「ポイントが貯まらないケースがある」
近年、各社が「電車移動でポイントが貯まる!」ことを大きく打ち出している、交通系ICカード。日常的に電車を利用する人にとっては無視できない乗車ポイントですが、交通系ICカードのポイントシステムは、通常のお買い物とは少々異なる場合があります。
たとえば、最もメジャーな交通系ICカードともいえるSuicaの場合、ポイントを貯めるためには、事前にJRE POINTのWEBサイトでカードを登録する必要があります。その上で、「Suicaのチャージ残高で在来線に乗車する」「Suicaグリーン券を購入する」などで乗車ポイントが貯まるほか、お買い物でもポイントが貯まります。
Suicaの例のように事前に専用のWebサイトやアプリで登録をする必要があったり、キャンペーンにエントリーしなければならなかったり、ただ乗車するのではなく、特定の時間に乗ることで付与されたり。ICOCAの乗車ポイントのように、サービス内容が見直されて終了するケースもあります。各社のサービスごとに仕組みが若干異なりますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
企業から見た、交通事業者のポイント施策
交通系ICカードのポイント制度を見ていくと、鉄道会社が「乗車」と「買い物」をポイントでつなぎ、日常の利用を自社グループのサービスへ広げようとしていることが分かります。
2026年の動きを見ると、その流れはさらに進んでいます。
- JR西日本は、ICOCAの乗車ポイントを終了し、WESTERポイントで鉄道利用と買い物をあわせて評価する仕組みを始めている
- teppayで貯まるteppayポイントは、JRE POINTに交換できる
- タッチ決済乗車では、乗車でVポイントのような共通ポイントが貯まる実証実験が始まっている
- JRキューポのように、他社ポイントやマイルとの交換先を広く用意しているサービスもある
共通しているのは、「自社だけで完結するポイント」から、「ほかのポイントや決済とつながるポイント」への変化です。利用者にとっては、貯めたポイントを普段使っているポイントに替えられるほど、ポイントの価値は高まります。
これは交通事業者に限らず、自社ポイントを運営するすべての企業に当てはまります。自社ポイントの交換先を増やしたい場合、ジー・プランでは次のようなサービスを提供しています。
- ポイント・コンセント:自社ポイントを、約150銘柄の共通ポイント・大手ポイントへ直接交換できるようにするプラットフォームサービス。大手・共通ポイントの「直接発行」にも対応しています。
- PCT LITE:電子ギフト(デジタルコード)を介して、主要な大手・共通ポイントへの交換・発行を実現するサービス。貴社とジー・プランの2社間契約で利用でき、事前審査とお見積りの完了後、申込書の受領から最短30日で導入できます。
移動でポイントが貯まるサービスについては『乗るだけポイ活とは?』、ポイント交換サービスの費用については『【2026年版】ポイント交換サービスの費用はいくら?初期費用・月額をサービス別に解説』で解説しています。
全国で使える交通系ICカードに関するよくある質問
Q1|全国で使える交通系ICカードはどれですか?
Kitaca・PASMO・Suica・manaca・TOICA・PiTaPa・ICOCA・はやかけん・nimoca・SUGOCAの10種類です。2013年3月23日に始まった全国相互利用サービスにより、どれか1枚で全国の対応エリアの鉄道・バスに乗れます。
Q2|SuicaはICOCAのエリアでも使えますか?
使えます。ただし、SuicaエリアからICOCAエリアへのように、異なるエリアをまたいで乗車することはできません。エリアをまたぐ場合は、きっぷの購入が必要です。
Q3|teppayがあれば、Suicaで電車に乗らなくてもよいですか?
teppayはコード決済サービスで、teppay残高のままでは電車やバスに乗れません。乗車するには、teppay残高から交通系IC残高へチャージする必要があります。
Q4|タッチ決済乗車と交通系ICカードはどちらが便利ですか?
普段使う路線や地域で選ぶのがおすすめです。交通系ICカードは全国の相互利用エリアで使え、各社のポイントも貯まります。タッチ決済乗車は事前チャージが不要で、手持ちのクレジットカード等で乗れますが、利用できるのは導入している事業者に限られます。
まとめ
出張や旅行の機会でもなければあまり意識することはありませんが、実は全国各地にこれだけさまざまな種類の交通系ICカードがあります。
全国相互利用に対応した10種類の交通系ICカードは、どれか1枚あれば全国の対応エリアで使えます。一方で2026年は、teppayの開始やタッチ決済乗車の広がり、各社ポイント制度の見直しなど、交通系の支払いとポイントのあり方が大きく変わりつつあります。
こうした変化の中で、ポイントは「自社だけで使うもの」から「ほかのポイントや決済とつながるもの」へと役割を広げています。自社ポイントの交換先拡充をご検討の際は、ぜひジー・プランにご相談ください。
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